喜界島について
東経130度、鹿児島から380キロ、奄美市から69キロの洋上にある隆起サンゴ礁で形成された珍しい島です。
島一面にさとうきび畑が広がり、さとうきびから作られる黒糖、黒糖焼酎は島の特産品となっています。
また、国内最大のゴマの産地としても知られています。
美しいビーチの海に色鮮やかな植物、静かな公園に遊歩道。
古代より受け継がれてきた遺跡、史跡、伝説など歴史・文化に触れる所もあります。
2017年に海岸周辺や集落など複数が国立公園に指定されました。
喜界島ざらめ (喜界島産粗糖)
喜界島は亜熱帯性気候や日照時間の長さ、水はけのよい地形などから、糖度の高い上質なさとうきびが穫れます。
その搾り汁をそのまま結晶化した喜界島ざらめは、上白糖やグラニュー糖などの精製糖に比べさとうきびに近い栄養分がたっぷり含まれています。鉄分やカルシウムなどのミネラル類は身体の不調を軽減してくれて、むくみをとってくれたりイライラも解消してくれます。
コクのあるまろやかな甘味が特徴で、島の人々が丹精込めて育て上げたさとうきびを島内の製糖工場で風味を生かした製法で味わい深く仕上げています。
「粗糖」はさまざまな砂糖の「原料」です
さとうきびはブラジルやオーストラリア、タイなど暑い地域で栽培され、国内の産地は沖縄と鹿児島です。
ハバ サ ハナで使用している「粗糖」は鹿児島県喜界島で丹精込めて栽培、収穫されたさとうきびを島内の工場で加工されたもの。ここから各製糖工場へ輸送され精製された上白糖やグラニュー糖、きび糖が出来上がります。
喜界島は土壌が違う?
喜界島はサンゴ礁が隆起してできた島、つまり石灰でできているため土壌はアルカリ性です。この土壌がさとうきび栽培に最適で、日本の中でも高い糖度を誇る良質なさとうきびができます。
「粗糖」の栄養素
精製加工される前である粗糖の栄養は、サトウキビに近い栄養を持っており、鉄分やカリウム、カルシウム、ビタミンB1、B2、B6などのビタミンB群などもしっかりと含まれています。精製された白い砂糖ではこういったものを「雑味」として取り除いていきますが、喜界島という土地の味わいはまさしくその「雑味」の中にこそ含まれています。
「ザラメ」とは違う?
おせんべいの表面に付いていたりする「ザラメ」、粗糖と同じ茶色の姿をしていてもあの色は自然に出た色ではなく、白砂糖を製造する際に残った糖液を煮詰めて作り、そのときに加熱することによって付いた色なのです。実は精製に精製を重ねた砂糖ということになります。ザラメ糖というカテゴリーに含まれる砂糖には、「グラニュー糖」、「白ざら糖」、「中ざら糖」の3種類があり、一般的にザラメと言えば中ざら糖のことを指します。ザラメの栄養については白砂糖と大差がないということになります。
喜界島の島民が粗糖のことを「島ざらめ」と呼ぶことから、ハバ サ ハナでは粗糖をわかりやすく伝えるため「喜界島ざらめ」とよんでいます。
焼き菓子との相性がぴったりの稀少な喜界島ざらめの風味をぜひお楽しみください。